ロシアは廃車天国か

中古車輸入産業がさかんだったロシアは廃車天国か。答えは否である。

廃車

かつてはそうだったようだが、今は違う。自由貿易促進を目的として創設され、関税削減交渉などを続けてきた世界貿易機関WTOがあるが、ロシアがこれに加盟したことによって導入された廃車処理税の義務づけは、中古車に新車の輸入に比べ約6倍の法外な関税をかけるというものだ。それ以降、日本からの中古車の輸出は激減し、ロシア国内で自国の車の売買が盛んになったことは言うまでもない。このロシアの廃車処理税は国際ルールに違反しているのではないかと欧州連合や日本は提訴したが、今後のロシアの動きは皆が注目していることだろう。

建設リサイクル法(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律) | 宇都宮市

日本でも昔は廃車の扱いがいい加減で、不法投棄の問題も多かったが、今はリサイクル法が制定され、廃車時における適正処理、再資源化が進められるようになった。自動車メーカーや関連事業者の役割と義務を定め、また消費者にもリサイクル費用を負担する義務を設けた。環境を守り資源の無駄使いを防ぐこの法律は、日本にとっても地球環境にとっても良いものだが、廃車処理の仕組みが日本と比べまだまだ確率されていないロシアの廃車処理税とは全く内容が異なるものだろう。しかし、日本では売れない中古車をロシアで処分してもらおうという考えもまた、自国のメリットだけを追求するもので、地球環境にとってはマイナスな思考だと思う。

市川市|グリーン購入

輸入車が売れなくなるからと日本は目くじらを立てるのではなく、自分のメリットの前に他者の利益、地球のためになる考え方をすれば、まわりまわって自分たちの子どもたちの世代に、暮らしやすい地球を残せるのではないかと思う。

ロシアは廃車天国か